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文芸スレ怪文書SS雑 - 東方裏@ふたば
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1 : 無題 2017/06/24 17:55:42 No.8936786

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文芸スレ
怪文書SS雑談総合スレ

2 : 無題 2017/06/24 17:56:03 No.8936788
3 : 無題 2017/06/24 19:47:32 No.8937496

月と、行燈の柔らかい光。さらさらと筆の滑る音。
「何をしているの?鈴仙」
静かな夜。永琳の言葉も、どこか普段より優しい

「今度の異変のこと、忘れないうちに書き残そうと思うんです。このまま思い出にするには、なんというか勿体なくて」
「へえ……いい心がけじゃない。見せてもらってもいいかしら」
「ええ、もちろんです」

少しはにかむ鈴仙に、どこか嬉し気な永琳。
彼女は薄い明りの中、弟子の活躍とその記憶を紐解き始める。

**************************************************

私の名は鈴仙・"F"・優曇華院・シャイニングFORCE・イナバ
またの名を天に愛された勇敢なる剣(つるぎ)ルナティカルレジェンドライフル

4 : 無題 2017/06/24 19:48:07 No.8937499

母の胎内で恐るべき破壊神の魂に憑依されたため、兎でありながら強大な力をその身に封じ、どんな能力でも"破壊"し無効化する能力を持つ。血を見ると残虐な人格が呼び起こされてしまうため穏やかで謙虚な性格でありながら戦いの渦に巻き込まれる。好物は饅頭で口癖は「やれやれ……」

……ここまで説明すれば、もうお分かりだろう。
そう、かの恐るべき異星人の侵攻、"殺戮のレイドファクター"を解決した勇士とは私のである。

同僚の玉兎どもは恐れて全員逃げだしたが、私一人の活躍で全員を撃退し、私一人で彼らの死者を皆殺しにしてから本拠地を占領、私一人で以降決して月に手出ししないことを約束させたのだ。

自慢のようになってしまったかな……?
まあこの程度のことは、私の真の力(TRUE=FORCE)を解放するまでもないことだ。

5 : 無題 2017/06/24 19:48:41 No.8937506

しかしその活躍をねたんだ卑劣な月人により、私の上司と上司の上司ごと地上に追放されてしまった!
月では私が一人逃走したという結果になっているらしいが、そんなことは真っ赤な嘘だ。仮にそうだとしても私は悪くないし仕方のないことだし誰も私を責めちゃいけないし私は悪くない。

やれやれ……強すぎる力と言う物はいつの世も疎まれる運命だ。
現在はEIEN:TEI(Eternal and Immortal EntityNobles:Team of Infinity)に身をやつしながら奴らへの復讐の機会を伺っている。
復讐こそがエージェントの本質だからだ。

その時部屋に私の思索をおもむろに重々しくゆっくりと裂く荘厳かつ軽妙なノック音が響いた。

6 : 無題 2017/06/24 19:50:01 No.8937512

その瞬間私は全てを察し0,02秒で準備を完了させ異変解決へと飛び出した
これぞ望鏡先計(カウンターマインドタクティクス)
相手が指示を出す前にそれを察し行動する……これぞ必殺のクリティカルビジネスマインドだ。
そう、私は無断行動なんてしない優秀なエージェントでありいつも師匠に愛されている

そう私こそはルナティカルレジェンドライフルそしてこれはウルトラスピリチュアル紺珠薬
とくと見ろ見ろ私の製薬 真の知性を抱いたギョクト
我が名はレイセンすぐに凱旋 師匠を超えるは遥かな合戦
そして私は遙かなる戦いの中にダ
**************************************************
「師匠!どうしたんですか師匠!」

鈴仙は困惑していた。
いきなり師匠が虚ろな目で硬直しながら気が狂いそうな物語を朗読し始めたのだから。

7 : 無題 2017/06/24 19:50:34 No.8937514

「ヘイ止まれよ鈴仙 私は鈴瑚 月の未来を憂えるGYOKU=TO」
「師匠!聞こえてますか師匠!」

まず第一に。永琳は、存在しない小説を延々と読み上げている。
鈴仙自身がこんな気の狂いそうな承認欲求の塊を書き上げたわけではない。
八意永琳は、自らの聡明さにより正気を失ってしまったのだ。

「彼女なら救えるかもしれない……狂人に凍らされた月の都(フローズンネスト)を!」
「師匠!目を覚ましてください!師匠!」

なぜこんなことになってしまったのか?
まず、鈴仙は執筆に集中するあまり無意識に狂気の瞳を発現させていた。
そして、巻物を手渡す際そのまま師匠の瞳を覗いてしまったのだ。
ここまではいい。月の頭脳にはそんなほんのフェムト秒しか効かないからだ。

8 : 無題 2017/06/24 19:51:17 No.8937517

しかしその一瞬が問題だった。幻覚とは、掛けられた側の脳内で作り出されるもの。
八意永琳の優秀すぎる頭脳はその一瞬の間にいかにも優曇華院が描きそうな文章を一瞬で演算し幻視、そしてその文章によってさらに狂気を掻き立てられる!
そうして呼び出された狂気はさらなる奇怪な文書を呼び、自らが生み出した情報量に己が脳を焼き焦がしてしまったのだ!

「そしてTシャツは一瞬にしてオシャレなモテカワコーデに変身するwelcome to MOTEKAWA」
「師匠……目を覚ましてください師匠……うう……」

その時おもむろに重々しくゆっくりと荘厳かつ軽妙な障子の音が響いた。

「どうしたのイナバ? そんなに大きなお声を出したら鈴虫が怯えて黙ってしまうわ」

しわくちゃになっていた鈴仙の耳が一瞬で直立する。
渡りに船、あるいは姫様ならなんとかしてくれるかもしれない!

9 : 無題 2017/06/24 19:51:37 No.8937520

「これです!これを見た瞬間から師匠がおかしく……」

蓬莱山はそれをのぞき込み、なあんだそんなこと?、と語り始める。

「私は鈴仙・朧神卿・優曇華院・カミシロ・"破"・イナバ。神代から続く悪しき竜の封印をこの身に宿し……」
「姫様ーっ!!!」

こうしてヒロイックミステリアスサスペンションノベル「エージェントFの苦悩」と「漆黒の桎梏 "序"」は無事出版された。
月の頭脳の全策略と秘術を駆使して販促されたので両方が大ベストセラーとなり、奥付に「いつもは人里で薬師として働いています♪見つけたら気軽に声をかけてくださいね♪♪♪」などと書かれたので鈴仙はどこに行っても感想と激励の嵐に襲われることとなる。

最終的にある仙霊が幻想郷を破壊しさる地獄の女神が事が起きる前の状態へ復元したので大事には至らず丸く収まった。
姫様は終始シラフだったことが判明した。
おわり

10 : 無題 2017/06/24 20:18:41 No.8937670

昼の残暑を吹き飛ばす風に若いススキが揺られ、今夜は満月だ。
縁側で、鈴仙の足がゆらゆらと揺れる。
その視線は月に向けたまま、じっと座り続ける。
「どうしたんだい? 遠くに聞こえた兎の足音でも探しているのかな」
いつの間にか、ふわふわした耳が視界に入る。因幡てゐだ。
「何でもないわ、ただ月が綺麗だったから」
てゐはそうかい、と言っては遠慮もなく私の隣に座りこむ。
しばらく、控えめな虫の声だけが響く。この光景も、縁側の様子も、永遠になって変わらない。
少し眠たくもなってきたころ、てゐは大きく伸びをする。
「足音は聞こえた?」
「いいえ、虫の声だけ」
そう、と言って走り去る姿が視界の端に消える前。

11 : 無題 2017/06/24 20:19:08 No.8937673

私の口から、言葉が滑る。
「そうね、いつまで経っても、何か足踏みしているような気がする」
冗談めかして言ってみる。
そんなことを話すのは、夜風に当てられたのだろうか。
「月の脅威を退けた英雄が、随分と気弱なことじゃないか」
「けれど……」
私の返答を待たず、たた、と走って手招きする。
「歩こうよ、少しさ」

ザクザクと、夜露を踏み抜いていく。
迷いの竹林。天然の迷宮であるここは、かつては人除けとされていた。
延々と続く竹の万華鏡。私ですら迷ってしまう。
「散歩も、たまにはいいだろう?」
そうかもね、と私は呟く。てゐは私の前を歩きながら、振り向きもせずに話す。

12 : 無題 2017/06/24 20:21:58 No.8937692

「長く生きるってのも、そう悪いもんじゃない」
「たとえば?」
「掘る穴が深くなった」
多分、今私はすごく困った顔をしている。
「それだけ?」
「それ以上に何か望むことでもあるのかい?」
そりゃあ、と私は口を開き、戸惑う。
「そりゃあ、何かを学ぶ、とか。もっと強くなる、とか」
「私は山を崩すような妖怪も、途方もない知恵を持って天に挑んだ奴も知ってる」
てゐは、足元の小石を高く蹴り上げる。
「今は、もういないけどね」
てゐは、突然振り返る。私もつい、足を止める。
「生きるなんて、後ろ向きに逃げるか前向きに逃げるかの違いだけさ」
普段見ないような大真面目な顔して言うものだから、つい少し笑ってしまう。

13 : 無題 2017/06/24 20:22:56 No.8937696

「それなら、後ろ向きに進むことだってあるじゃないの」
「そうかもね。それならそれでいいや」
てゐは竹に体を預ける。
「あんた、すごい暗い顔してたよ」
彼女は、虚空をぐいと引っ張る。
次の瞬間、私の体は浮いていた。体がすっぽりと埋まるほどの落とし穴。
ワイヤーで仕掛けをしていたのだろう。してやられた。
即座に遠のいていく足音。なぜか、まあいいか、と思えた。
私はやっぱり、前を向いて逃げていたい。
泥だらけの穴の中から、そっと月を見つめた。

14 : 無題 2017/06/24 20:58:55 No.8937899

どっちも良いうどんちゃんだな…

15 : 無題 2017/06/24 21:28:21 No.8938078

二本立てとな

16 : 無題 2017/06/24 22:23:55 No.8938452

うどんちゃん節全開だな…って思ったら永琳が勝手におかしくなって駄目だった
永琳だったら冒頭の一文から内容を把握とか実際しかねないから困る

元スレッド:http://dec.2chan.net/55/res/8936786.htm


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